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パッパーノのプッチーニ解説

 またFacebookから。ロイヤルオペラハウスの、Insightという作品解説イベントのビデオで、音楽監督のアントニオ・パッパーノによる、プッチーニの三部作から「外套」の解説。ドビュッシーの影響などを説明しながら、この作品の魅力を熱く伝えてくれている。
 



 このブログでも何度も書いているけれど、彼が振るとロイヤルオペラのオケの音が変わる。ドラマティックな表現と組み立ての上手さが素晴らしい、第一級の指揮者。来年のロイヤルオペラの目玉は何といっても彼が振るワーグナーの指環サイクルだろうし、来年僕が観に行く最初のオペラも、元旦に彼が振るマイスタージンガー。今から楽しみ。

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by voyager2art | 2011-12-15 06:05 | オペラ

グラスハープ

 Facebookでロイヤルオペラハウスがリンクをシェアしていたグラスハープによるシュガープラムフェアリーの音楽。Glass Duoというポーランドの演奏家らしい。あまりに上手くて驚いたのでここにも載せます。




 彼らのビデオがもう一本、バッハのトッカータとフーガ二短調。これはすごい、としか言いようがない。グラスハープの技術的なことは全く知らないけれど、演奏の技術レベルが極めて高いように僕には思える。そして何より、真摯な演奏による本物のバッハ。感動した。




 彼らの実演が聴きたい!
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by voyager2art | 2011-12-14 07:16 | その他

Googleで更に遊ぶ

 もうやらないつもりだったけど、思いついてしまったら仕方ない。無駄を承知で何時間も頑張った、Googleお絵描き第2弾。


僕の嫌いなもの

((1+sin(900x))*((x^3+9x+10)-abs(x^3-11x-10))+(1-sin(900x))*((x^3+3x^2+12x-10)+abs(x^3+3x^2-8x-10)))*((-x)^(1/2))/((-x)^(1/2))*((x+2)^(1/2))/((x+2)^(1/2)), ((1+sin(900x))*((x^3-3x^2+12x+20)-abs(x^3-3x^2-8x))+(1-sin(900x))*((x^3+9x)+abs(x^3-11x)))*((x+1)^(1/2))/((x+1)^(1/2))*((1-x)^(1/2))/((1-x)^(1/2)), ((1+sin(900x))*((x^3+9x)-abs(x^3-11x))+(1-sin(900x))*((x^3+3x^2+12x-20)+abs(x^3+3x^2-8x)))*((x+1)^(1/2))/((x+1)^(1/2))*((1-x)^(1/2))/((1-x)^(1/2)), ((1+sin(900x))*((x^3-3x^2+12x+10)-abs(x^3-3x^2-8x+10))+(1-sin(900x))*((x^3+9x-10)+abs(x^3-11x+10)))*(x^(1/2))/(x^(1/2))*((2-x)^(1/2))/((2-x)^(1/2))


僕の好きなもの


0.25*((1+sin(1000x))*((10x^4+26)-abs(10-10x^4))+(1-sin(1000x))*2*(-x^4+2x^2+8))*(x^(1/2))/(x^(1/2))*((2-x)^(1/2))/((2-x)^(1/2)), 0.25*((1+sin(1000x))*36+(1-sin(1000x))*((-x^4+2x^2+26-10*((x-1)^4))+abs(-x^4+2x^2-10+10*((x-1)^4))))*((x+2)^(1/2))/((x+2)^(1/2))*((1-x)^(1/2))/((1-x)^(1/2)), 0.5*((1+sin(1000x))*(2x^4-3x^2-20)-(1-sin(1000x))*22)*((x+2)^(1/2))/((x+2)^(1/2))*((2-x)^(1/2))/((2-x)^(1/2)), (sin(1000x)*((40-200*(x-2)^2))^(1/2))*((2-x)^(1/2))/((2-x)^(1/2))


 あくまでも僕個人の好みのお話です。





a0169844_7241133.jpg

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by voyager2art | 2011-12-13 07:25 | その他

Googleで遊ぼう

a0169844_2572673.jpg


 最近Googleに加わった新機能、検索欄に数式を入力したらグラフが表示されるようになった。これがなかなかよくできていて、面白くて色々と遊んでいるうちに、ふとこれでお絵描きができないかと下らないことを思いついてしまった。
 一つのグラフに描けるのが関数4つまでだったり、色の指定ができなかったりとなかなか制約も多く、意外と手こずったけれど、超適当ながらとりあえず一つ完成。以下の数式をコピーして、Googleの検索窓に貼付けてみて下さい。

0.2*((8-x)^(5/2))*(x)^(1/2))*sin(2x), 12(0.1 - (x-8)^2)^(1/2)*sin(1000x), 10x*(-x-1)/(((-x)^(1/2))^2)/(((x+1)^(1/2))^2)*sin(1000x), (-x+8)^(3/2)*(x^(1/100))*(1+0.2cos(-0.8+3x^(3/2)))*sin(200x)

 縦横がひっくり返ってるのは、まあご愛嬌ということで・・・
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by voyager2art | 2011-12-11 02:58 | その他

夢と現/内田光子 & デイヴィス & LSO

 今日は久しぶりのバービカンでロンドン交響楽団。以前聴いたのと同じデイヴィスと内田光子の顔合わせで、前回と同じ作曲家によるプログラム。メインはニールセンの交響曲2番「4つの気質」。

Haydn: Symphony No. 98
Beethoven: Piano Concerto No.4
(Interval)
Nielsen: Symphony No.2 (The four temperaments)

Sir Colin Davis (Conductor)
Mitsuko Uchida (Piano)

London Symphony Orchestra

6th December, 2011 (Tue) 19:30 -
Barbican Centre, London



 最初のハイドン。このブログでも何度も書いている通り、僕はハイドンとモーツァルトの実演に極端に弱い。今日も一瞬で陥落。よく寝ました。

 続いて内田光子さんが登場してベートーヴェン。とても丁寧で気持ちがこもっていて、しかも繊細で柔らかい序奏。それを受けて転調して入ってくるオーケストラも、ピアノの序奏の雰囲気をそのままの表情ですっと掬い上げて、とても印象的な導入部だった。ただ、その後はしばらく「普通」な演奏が続いた。よく歌っているし、ピアノも前回とは比べ物にならないくらいよく鳴っているけれど、音楽が真面目に常識の枠の中にとどまっているという感じで、イマジネーションが広がっていかない。これがずっと続くとつまらないなと思っていたけれど、次第にピアノが熱を帯びてきた。今日の内田光子さんは前回のLSOとの共演時とは全く違って、アバドの指揮するルツェルン祝祭管との演奏のときのような、何かに憑かれたような演奏に一気に変わっていった。何かの幻が目の前をさっとよぎっていくような、現実離れした色合いの走句が現れ、かとおもうと何か巨大なものが、その影の一端からふとその本性を垣間見させるような、奥に何か不気味な空間の容積があるのを感じさせるソロが聴こえてくる。
 それに対するオーケストラは、しばらく現実の世界にとどまったまま、ピアノと明確な断絶(不調和という意味ではない)を見せていたけれど、内田光子さんのピアノは強烈な表現力でオーケストラをどんどんドライヴしていき、ソロピアノにぴたりと合わせるデイヴィスのサポートの見事さもあって、いつの間にかオーケストラを自分の側に引きずり込んでしまった。
 こうなるともう音楽は完全に内田モード。別の世界を垣間見るような弱音の遠い響きに加えて、今日は強奏が本当によく冴えている。それは音量が逞しいというのともまた違って、圧倒的な力に突き動かされるように行動する主体が発する強い圧力であって、それがまた、この世ならぬ存在が現実の世界と交錯するような弱音美と、実に鮮やかなコントラストを作り出す。
 彼女自身も相当強く自分の中のインスピレーションに支配されていたようで、音楽が進むにつれてミスタッチがかなり増えてきたけれど、音楽自体は圧倒的に高揚して充実しているので、そのミスタッチが演奏の瑕として感じられない。やっぱりこの人はすごいピアニストだったのだ、と完全に納得させられる、途轍もなく素晴らしい演奏だった。誤解を恐れず異論を承知で言えば、狂気は芸術の血だと僕は思っている。その文脈で言うと、今日の彼女の演奏は実に”血気盛んな”演奏だった。素晴らしい!

 ベートーヴェンの興奮が冷めないまま休憩が終わり、続いてメインのニールセン。初めて聴く曲だったけど、そこはやっぱりニールセン、いきなり熱い!
 最初の楽章は「短気な」気質の描写ということだけれど、怒りにつながる短気というよりも、感情としてはもっと中立的、あるいは前向きな「猛烈さ」という印象を持った。オーケストラの響きがどっしりと充実していて、低音から中音を経て高音がバランスよく積み重なっている上に、旋律の歌わせ方も非常に前向きで積極的なので余計にそう聴こえたのかもしれない。しかもニールセンらしいのが、ただ延々と猛烈な音楽を続けるのではなくて、間にうまく穏やかな楽想を挟むところで、情熱の噴出と、その合間に垣間見える、北欧の愁いを含んだ情景が音楽に濃厚な奥行きを与えている。先のベートーヴェンのような異世界の感覚はなかったけれど、感情の奔流のエクスタシーに巻き込まれ、合間に北国の風景の翳りを眺めるのは素直に気持ちがよかった。

 続く第2楽章は「くつろいだ」気質の音楽。でも再びここでもニールセン。どうも表現が前向きで、全然くつろいでいない。ゆっくりのんびりの週末の午後、なんていう雰囲気では全くなく、一見静かな深い森に入ると、中では多種多様な動物たちが活発に動き回っていて、実は森全体が巨大で一瞬たりとも停止することのないアクティブな生命の場だと感じるような印象だった。この表現のアクティブさは続く第3楽章の「メランコリック」でもそのままで、陰鬱に黙して物思いの遠い旅路に沈潜するというのとは全く違う。こんなことがあったんだよ、俺は辛いよ、本当はこうあってほしかったんだ、そうだろう、俺はこんなに一生懸命やってるんだ、物事は本来こうあるべきなんだ、とひたすらヒートアップし続けて喋り続けるような音楽。普通はこんなのを憂鬱とは呼ばない。ニールセンという人はよほど饒舌な情熱の持ち主だったに違いない。そしてその饒舌の間に挟まれる、長調と短調が頻繁に交替する印象的な和声。北欧らしい影の差した陽の光と、躊躇いがちな光に照らされた冬の名残の印象に支配されて、こちらの方がよほどメランコリックなデリカシーがあったのが何とも可笑しかった。
 最終楽章の「朗らかな」気質の音楽も、最初は楽しく始まったものの、あっという間に明朗が雄弁に転化する。オーケストラの機動力がますます冴えて、明晰なポリフォニーを奏でるのを楽しみながら、最後までニールセンらしい音楽に素直に身を任せた。オーケストラも相変わらずの上手さで、とても充実したいい演奏会だった。
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by voyager2art | 2011-12-07 09:08 | オーケストラ

お菓子の国のムッシューGM/ヌニェス & キッシュ & ロイヤルバレエ/くるみ割り人形

 大変ご無沙汰でした。休暇から帰って来たと思う間もなく出張が入って、ようやく今週からロンドンに腰を落ち着けるという感じ。久々の公演は、大好きなくるみ割り人形。もともと今日のチケットは取っていなかったけれど、そして実を言うと結構体力的にも苦しかったのだけれど、「こういうときこそくるみ割り人形を観て元気になろう」と筋の通らない理屈をひねり出してリターンチケットを取った。くるみ割り人形は僕が初めてロイヤルバレエを観たときの演目で、それまでバレエには全く興味がなかった僕にとって、そのときの舞台は信じられないような美しさで僕を圧倒した。もう頭がくらくらするほどその美しさの虜になって、終演後は心がどこかに飛んでしまったように呆然としていた。その後何回もくるみ割り人形の舞台を観たけれど、いつ観ても幸せな気持ちになれる作品で、今シーズンもくるみ割り人形が始まるのを僕は本当に心待ちにしていた。

Tchaikovsky: The Nutcracker

Choreography: Peter Wright after Lev Ivanov

Herr Drosselmeyer: Gary Avis
Clara: Elizabeth Harrod
Hans-Peter/The Nutcracker: Paul Kay

The Sugar Plum Fairy: Marianela Nunez
The Prince: Nehemiah Kish

etc.

Conductor: Dominic Grier
Orchestra of the Royal Opera House

5th December, 2011 (Mon) 19:30 -
Royal Opera House, London


 久しぶりに見て、やっぱり楽しい舞台だなと心の底から思った。筋書きだけ見るとどうということもない他愛のないお話だし、大の大人が真面目に見るものでもなさそうなのだけれど、これが見ているともう楽しくて仕方がない。ただただ豪華な舞台と毒のないストーリー、普通だったら(僕なら)飽きてしまいそうなこの作品を、ここまで魅力的にしているのは、何といってもチャイコフスキーの音楽の魔力だろうと思う。有名な組曲に使われている曲だけでなく、実は全編とても豊かな音楽に満ち溢れていて、要所要所を見事な高揚で盛り立てる。フルレングスのバレエの中で、これだけ隙もなく豊かで密度の高い音楽が使われているのは、僕の乏しい知識の中では他にはマノンやくらい。実際僕はこのくるみ割り人形の音楽が大好きで、全曲版の録音をかなりの頻度で聴いている。

 その素晴らしい音楽に乗って繰り広げられる踊りの豊かさも改めて素晴らしい。今日のクララを踊ったファーストアーティストのエリザベート・ハロド(正確な読み方はよく分からないけど)も可憐で美人で良かったけれど、目を引いたのがくるみ割り人形のポール・カイ(と読むのかな)。びっくりするほど太ももの筋肉が分厚くて、どんなジャンプをしても素晴らしい余裕があって全く崩れない。地面にすっと吸い付くような着地の感触は思わず目を奪われるほど見事で、見ていてとても気持ちがいい。後半のロシアの踊りでは、コサックダンス(みたいなの)を踊る二人の男性ダンサーに混じって彼も一緒に踊っていたけれど、彼の方がよほど上手かった。演技も爽やかですっきりとした存在感があって、僕の中で俄然注目度が上昇。これからは彼も要チェック。

 今回の主役はヌニェスとキッシュ。このコンビは、このブログにはレビューを書かなかったけれど、実は先月マノンを踊るのを観た。ヌニェスも悪くはなかったけれど、意外なことにキッシュが素晴らしい演技を見せていた。今までキッシュにはどこか遠慮しているような印象を持っていたけれど、何かが吹っ切れたように強い表現を表に出していて、炎がぱっと烈しく閃くような鮮烈な印象がとても良かった。あれで一皮むけたのかな、と思っていたけれど、今日はまた大人しいキッシュに戻ってしまっていた。彼の本領はまだまだこんなものではないと僕は思う。
 一方のヌニェスは、もう何も言うことはない。すっと美しく伸びる手足のラインの美しさ、完璧にバランスしてどの瞬間も見事な姿勢、どんなに早く回転してもぶれない動きの安定感とスピード感、決めのポーズの切れ味、どこをとっても完璧に決まっている。

 他には葦笛の踊りで久々に舞台姿を見た高田茜さんも持ち味の愛らしい魅力が一杯だったし、ユフィさんや小林ひかるさんら、ファーストソロイストを豪華に4人も従えたラウラ・モレラの花のワルツの圧倒的な華やかさなど、よくまあこれだけと感心するほど、様々な踊りが様々なメンバーで踊られていく。それがとても華麗でカラフルで楽しいんだけれど、今日の影の主役は、実はドロッセルマイヤーを踊ったガリー・エイヴィスだったのではないかと思う。ドロッセルマイヤーはまさに文字通り最初から最後まで出ずっぱりの役で、エイヴィスは呆れるほど演技がすごい。見ていて痛快なくらいの存在感と進行の上手さで、舞台にぐっと締まった奥行きを与えていた。そして同時に、つるびねったさんの再三のすり込みの影響もあって、彼を見るとどうしてもマノンのムッシューGMを思い出さずにはいられない。それが何とも場違いなようなんだけれど、でもそのギャップが面白くもあって、そこにまたエイヴィスという人の豊かな魅力を感じずにはいられない。

 終演後のカーテンコールに拍手を送りながら、僕は本当に楽しくて幸せな気分だった。このくるみ割り人形はまた何度も観に行くだろうと思う。いやー、楽しかった。

 また今日からぼちぼち更新を再開していきます。また宜しくお願いします。
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by voyager2art | 2011-12-06 08:59 | バレエ


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